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水冷パーツって何?
水冷パーツとは、水の作用を利用してPCの放熱を行なう部品のことです。
CPUなどの熱を、水の入った金属管が吸収し、その水がケースの外側に設置されるラジエーターで冷やされて循環することで放熱を促します。
空冷式のファンとは違って動作音がほとんどしないため、静音性に優れています。
ただし、精密機械であるPCにとって水は大敵ですから、取り扱いには注意が必要です。
万が一、中の水が漏れるなどした場合、PCが故障する危険性もあります。
しかしながら、近年では取り付けの簡単な水冷パーツが多数販売されていますから、取り扱いは容易になっています。
水冷式の冷却には静音性以外にもいくつかのメリットがあります。
まず、冷却性能が高いことが挙げられます。
空気よりも水の方が多くの熱を奪うことが可能であるため、送風式の冷却方法に比べると冷却性能が優れています。
また、空気のように拡散しないため、熱の発生源(CPU)などからピンポイントで熱を奪うことができます。
最近では、高性能なPCほどより多くの熱を生じるために、水冷パーツが利用される機会が増えているようです。
水冷パーツは水漏れにさえ気をつければ非常に有用な冷却装置です。
防水の観点から定期的なメンテナンスが欠かせませんが、高性能PCを静かに稼動させたい方には最適な冷却システムといえるでしょう。
現在のところ送風型の冷却パーツに比べてやや高価ですが、今後、流通が広がることによって低価格化が進むと予測されています。